知的財産権保護、グローバル経済の持続的な回復を推進する重要な駆動力―
ボアオ・アジア・フォーラム2022年年次総会、アジア知的財産権の動向とチャンスに焦点を当て
由来:新華社
20日に、ボアオ・アジア・フォーラムの2022年年次総会の「アジア知的財産権:トレンドとチャンス」のサブフォーラムは、海南省瓊海市博鰲(ボアオ)鎮で開催された。参加者は、知的財産権保護が世界経済の持続的な回復を推進する重要な駆動力であると考え、今の時代の新技術、新業態、新トレンドが知的財産権保護にもたらす新たなチャンスと新たな挑戦を共同で検討した。
会議に出席した中央宣伝部副部長の張建春氏によると、中国の著作権事業は急速に発展し、かつてない歴史的チャンスを迎え、著作権保護を全面的に強化することは、ますます対外開放をさらに拡大する重要な措置となっている。次の段階では、中国の著作権事業は、文化強国、知的財産権強国、著作権強国の建設を統一的に計画し、著作権管理システムと管理能力の現代化レベルを絶えず向上させ、著作権の革新・創造を激励する巨大な活力を全面的に放出し、著作権保護の法律体系を引き続き健全化し、著作権の重点分野の改革・発展の推進を加速させ、著作権を取っ手として、著作権が質の高い発展をリードする強力な原動力を持続的に向上させ、著作権を媒体として、世界各国と著作権の交流協力を強化し、著作権でより美しいアジアと世界の構築を推進する。
データによると、2020年の中国版権産業の業界増加値は7.51兆元で、GDPに占める割合が7.39%であった。2021年の全国著作権の登録件数は626万件余りに達し、前年同期比24.30%増となった。
ボアオ・アジア・フォーラムの事務総長の李保東氏によると、「世界経済の回復に不確実性が増している背景には、イノベーションと知的財産権保護が科学技術の進歩を推進し、産業のグレードアップを促進し、持続可能な発展を実現するための重要な駆動力になっている。アジア経済体は、年々革新指数のランキングと知的財産権指標の建設において著しい進歩を遂げ、地域と世界経済の発展に多くのチャンスと保障を提供している。」
世界知的所有権機関(WIPO)が発表した「2021年グローバルイノベーション指数報告」によると、5つのアジア経済体は世界トップ15入り、そのうち、中国が12位に上昇した。
国家知的財産権局の局長の申長雨氏は、「中国の知的財産権事業は絶えず発展し、中国の特色ある知的財産権発展の道を歩んでいる。中国の知的財産権事業の引き続いた進歩に伴い、革新的な環境とビジネス環境はますます良くなると信じている。」と述べた。
2021年から、知的財産権は、ボアオ・アジア・フォーラムの永久な議題となっている。「アジア知的財産権:トレンドとチャンス」のサブフォーラムは、世界知的所有権機関(WIPO)、ボアオ・アジア・フォーラムが協力して開催され、ボアオ・アジア・フォーラムの2022年年次総会の重要な一環であり、2022年世界知的財産権デーのシリーズ活動の一つでもある。