USPTO、出願人が臨時特許出願費用の納付を延期するプロジェクトを発表

由来：中国知的財産権保護ネットワーク

2020年9月16日に、アメリカ特許商標局（USPTO）は、新型コロナウイルス感染症（「新型コロナ」と略称）に関連する発明の臨時特許出願費用延期に関する試行プロジェクトを発表した。

USPTOは、発明者に対し高品質の特許を発行する必要があるとともに、重要な科学情報を公衆に公開して革新的な発展を促進する必要があることを認識している。新型コロナの発生による大きな挑戦に鑑みて、この情報の伝播は以前のいかなる時よりも重要である。上記の試行プロジェクトによれば、特許出願人は、対応する非臨時特許出願を提出するまで、臨時特許出願の費用を延期することができる。伝播と協力を促進するためには、特許出願人は、その臨時特許出願に開示された技術客体（technical subject matter）がUSPTOのウェブサイト上で公開されることに同意しなければならない。情報の公開により、特許出願人は、公衆に協力して、新型コロナウイルスに対抗することができるし、特許権を保護することもできる。

このような客体は、新型コロナウイルスに対抗するために発売される前にすでに承認を受けるか、承認を待っているか、承認を求めているかにも関わらず、上記の試行プロジェクトの要求には、臨時特許出願に開示された客体が新型コロナに関連する製品または方法が必ず含まれなければならず、また、この製品または方法は、アメリカ食品薬品監督管理局の認可を得なければならない。

2020年9月17日から、この試行プロジェクトは12ヶ月間の出願を受ける予定である。（由来：wwww.uspto.gov)