上半期の中国知財事件受理件数に関する統計データ
最高人民法院により、2014年上半期、全国裁判所では知財関連の一審、二審、再審事件が66609件受理され、前年比13.29%増である。そのうち、刑事事件は5695件で前年比22.68%増、民事事件(不正競争紛争民事事件を含め)54187件で前年比3.89%増、行政事件は6727件で前年比2.37倍増。
最高人民法院民三庭の金克勝庭長は、今年以来、中国は知財侵害犯罪の取締りを強化し続けていることで知財関連の一審事件は増えてきたと語った。上半期、知財関連の刑事一審事件は5429件、前年比29.35%増、そのうち、知財侵害事件は2759件、また模倣商標など登録商標侵害事件は2351件、合計85.21%を占めている。知財関連民事一審事件は47583件、そのうち不正競争紛争の694件を含まれ、前年比3.94%増。また、受理件数のうち、著作権関連事件は29546件で、前年比5.8%増、件数トップになった。知財行政一審事件は5640件で、前年比4.58倍増で大幅に増加した。