国際弁理士連盟FICPI総会がメルボルンで開催
3年に一度の国際弁理士連盟FICPI総会は2012年4月15日至21日にオーストラリアのメルボルンで開催された。52カ国・地域からの350余名のFICPI会員が出席した。今回の総会のテーマは、「交流と協力(COMMUNICATION AND COOPERATION)」。総会は全体会議と分科会に分かれた。全体会議では、国境のない裁判官――裁判官が如何にして他国の審判決定を利用するか、各知的財産権局が如何にして使用者(Users)と共同でより美しい知的財産権の世界を作るか等について語り、分科会では、技術譲渡、ブランドの保護、欧州特許の統一などについて語った。中国、米国、オーストラリア、日本、ドイツ、英国、ブラジル、インド等の国からの裁判官、役員および弁護士は関連テーマについて意見を交換した。
総会期間中、FICPI執行委員会(EXCO)およびCETはそれぞれ、当面、FICPIの関心をもつ知的財産権保護の議題について会議を召集し、重要な議題について会議決議を形成した。会議決議は各知的財産権の政府機構およびほかの知的財産権組織に送達され、全世界的な知的財産権法および実務の将来の方向性を示すことが期待されている。総会では、新リーダが選出され、南アフリカのBastiaan Koster氏は新会長となり、任期は三年とする。 FICPI中国分会副会長であり中国専利代理(香港)有限公司の顧問でもある王建英氏は今回の総会に出席し、出席者と広く交流をした。