2012年AIPPI中国・アジア知的財産権セミナーが開催
2012年AIPPI中国・アジア知的財産権セミナーは、国際知的財産権保護協会(AIPPI)及びAIPPI中国分会の共催で、2012年4月11日から12日まで北京首都ホテルで行われた。世界各国からのAIPPI会員や中国国家知的財産権局、商標局の役員、専門家、学者および知的財産権に携わる現地の裁判官等300余名はセミナーに参加した。
4月11日の開会式では、中国国際貿易促進委員会の董松根副会長、中国国家知的財産権局の田力普局長の代表およびAIPPIの金允培会長はそれぞれ挨拶し、中国ひいては全世界の知的財産権の保護およびその将来について積極的に評価した。その後行われたセミナーでは出席者は中国専利保護の注目問題、中国意匠保護の国際視点、中国のインターネット環境下での商標侵害問題、中国商標行政訴訟などのテーマについて幅広く意見を交流した。
セミナー期間中、中国専利代理(香港)有限公司と中国貿易促進委員会専利商標事務所のそれぞれによって組織された模擬法廷が行われた。模擬法廷では、主審裁判官として、北京市第一中級人民法院知的財産権廷の姜穎副廷長、陳文煊裁判官および北京市高級人民法院知的財産権廷の劉輝裁判官、中国国家工商行政管理総局商標評審委員会の任剛巡視員を招請した。模擬法廷は、中国の裁判所で専利案件および商標案件を審理する様子を再現した。
開会式の司会を務めたAIPPI中国分会副会長、中国国際貿易促進委員会専利商標事務所所長馬浩氏(左)
開会式の挨拶をしている中国国際貿易促進委員会の董松根副会長
開会式の挨拶をしているAIPPIの金允培会長
技術標準に関わる特許の実施について講演している北京大学法学院の張平教授
中国商標インターネット権利侵害に関する典型的な案件を紹介している姜穎副廷長
中国の商標行政訴訟状況を紹介している北京市高級人民法院知的財産権廷の陳錦川廷長
中国専利案件の審理を紹介する中国人民大学知的財産権学院の張広良副教授
専利案件を審理する模擬法廷(反対尋問)
商標案件を審理する模擬法廷(判決を言い渡す)
模擬法廷についてコメントする中国最高人民法院応用法学研究所の羅東川所長
閉幕式の司会を務めたAIPPI中国分会副会長、中国専利代理(香港)有限公司総経理の李勇氏
閉幕の挨拶をするAIPPIのFreschem秘書長
閉幕の挨拶をするAIPPI中国分会副会長、柳瀋事務所所長の楊梧氏