日中特許庁間審査ハイウェイ(PPH)試行、11月1日より開始
中国国家知識産権局(SIPO)と日本特許庁(JPO)は10月18日に北京で行われた第18回長官会合で、「特許審査協力の意向に関する共同声明」に基づき、両国間の特許審査ハイウェイ(PPH)の試行を来る11月1日から開始することに合意した。
PPHの導入は、特許権取得の早期化だけではなく、審査結果への応答回数を減らせるに伴い、出願人のコストと日中双方の負担軽減も実現できるだろう。
中国出願人は日本でPPHを通して出願する場合、下記要件を満たさなければならない:
- 日本出願は中国出願と関連すること(例えば、パリルートで1件/1件以上の中国出願を優先権主張として日本で出願する)
- 中国出願について、SIPOに特許査定に認められたクレームは少なくとも一つであること日本出願の全てのクレームは、
- 中国出願での特許査定クレームと十分に対応する、或いは補正後に十分に対応すること。