中国では、発明特許の使用率60%超
国家知的財産権局がこのほど発表した08年に登録された発明特許の使用状況についての調査報告によると、中国の発明特許の使用率は60%を上回り、特許技術の2割近くが商品化され、経済発展のパターン転換促進を力強くサポートしていることがわかった。
統計によると、08年に同局が認可した発明特許は9万3706件、うち中国国内のものが4万6590件(香港・マカオ・台湾が4962件)、国外のものは4万7116件だった。今回の調査によると、発明特許の平均使用率は60.6%。1000万元以上の経済収益を上げた特許2249件のうち、発明特許が10.4%を占めた。
発明特許は、発明者が自ら使用するケースが多く、譲渡や他者への使用許可は二の次となっている。すでに使用されている特許のうち、発明者自らが使用している特許は80.8%、譲渡や他者への使用許可は19.2%だった。譲渡や他者への使用許可の9割近くは国内企業が対象で、産学研協力が国内企業の発展の重要な推進力となっていることがわかった。08年に登録された発明特許のうち、38.6%は国家知的財産権局が指定する知的財産権モデル企業だった。その5.5%が使用後、500万元以上の収益を上げた。(編集KA)
――「人民網日本語版」2010年6月25日より